マイマイバリの略歴

1996年〜2006年
日本インドネシア文化交流会
1999年〜2006年
北海道国際協力フェスタ チャリティー世界ふれあい祭り
1999年8月
ラジオカロス札幌公開生放送 ビアガーデン
2000年
札幌市女性センターフェスティバル
2006年
札幌大通りビアガーデン
2008年
雑貨屋ビンタン・バリ
2010年2月
響きの杜クリニック『バリ舞踊の夕べ』
2010年7月
MaiMaiBali発表会『バリダンスに魅せられて』
2012年3月
バリニーズカフェ パギィッ
2012年5月
バリニーズカフェ パギィッ『カフェ1周年記念イベント』
2012年8月
老人保健施設 平和の杜『夏祭り』
2012年8月
BrownBooksCafe 『バリフェスタ』
2012年11月
BrownBooksCafe 『トコマタハリ15周年記念イベント』



バリ舞踊の題目と踊りの説明です。

1. Gabor ・・・・

もともと寺院における奉納舞踊で、手に供物、線香、聖水などを持って踊られ、歓迎と祝福の意味が込められています。
近年ではウェルカムダンスとして一般の公演においても頻繁に踊られています。
2. Panji Semirang・・・

ダハ王の娘、チャンドラキラナ姫は、 ジェンガラ王の息子、パンジ王子と婚約していましたが、結婚を目前に、二つの王国に起こった問題によって 二人は離ればなれとなってしまいました。

その姫は、パンジ王子が最愛の夫となると信じ、 会いにいく決意をしました。
姫が王家を出るということなので、男装して勇敢な騎士になりすまし、 パンジスミランと名前を変え、旅に出かけます。

3. Legong Jobog・・・・

インド起源の古典文学「ラーマーヤナ」の中からスバリ、スグリウォという兄弟のエピソードをレゴン舞踊に仕立てたものです。

元々人間だった兄弟は、ある争いがもとで猿に姿を変えられてしまいます。

ある時2人が洞窟に逃げ込んだ魔物を退治しようと、まず兄のスバリが洞窟に入って行きます。
「白い血が流れてきたら自分は死んだものとしてくれ」と言い残します。
スバリは苦闘の末に魔物を退治する事に成功します。

しかしスグリウォは、洞窟から流れ出た白い液体(魔物の脳)を見て、スバリが死んだものと思い洞窟をふさぎます。
なんとか脱出したスバリは弟が自分の国と妻を横取りする気でいると疑い兄弟の争いが始まります。

4. Panyembrama・・・・

Gabor 同様、この踊りは歓迎と祝福の踊りです。

公演の始めや奉納舞踊の際に一番始めに踊られることが多く、
観にいらしてくださった方に歓迎の意味を込め踊られます。

とても目にする機会の多い踊りです。

5. Margapati・・・・

I Nyoman Kaler によって 1942 年に作られたこの踊りは、獲物を待つ森の王(一説にはライオン)の動きを表したものといわれている。ゆったりとした動きから素早い動きまで、力強さに満ちています。

一般に女性によって踊られる男踊りです。

6. Tenun・・・・

バリ島の女性たちは、かつて日々の暮らしの中で様々な仕事に従事していましたが、その中でも機織りは重要な仕事でした。

この踊りの主題は「機織り」で、糸を紡ぐ様から始まり、枠に糸を通し、機織り機を使ってバリ島の伝統的な布「絣」を織る様が、細やかな動きであらわされます。
働く喜びを表現している、女性らしい美しい踊りです。

7. Telek・・・・

バリ島の世界観(善と悪のような二面性)を基に世界のバランスを象徴的に描いた仮面舞踏です。
本日は出てきませんが男性の面(ジャウック)は「陰」を象徴します。美女の面(テレック ) は「陽」の象徴

8. Puspa Mekar・・・・

古典舞踊劇ガンブーの侍女役「カカン・カカン」の踊りをヒントに人々を歓迎し祝福する為に作られた踊りです。

ジャワ舞踊の要素も取り入れた独創的な振りと衣装の華やかさもあって、日本でもとても人気の高い歓迎の踊り。
蓮の花が開くさまをイメージした踊りはとても美しく魅惑的です。

9. Rejang Dewa・・・・

この踊りは、寺院の祭礼で神々が降臨した際に儀式として踊られる大変古い舞踊です。

村の女性が隊列や円をなして素朴な振りを延々と繰り返すもので。バリ島の各地で見受けられますが、村によって独自のルジャンが伝えられています。

「ルジャン デワ」は、近年国立芸術大学がガランガッサム地方に伝わるルジャンを再度復興させたものですが、現在では様々な村に広まり、寺院の祭礼の中でみられる神聖な踊りです。